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最後に「ことばをもとめて」の前書きの一部を紹介します。
この本は20年前、息子が聴覚障害と分かったときから書き続けていた育児日記をまとめたものです。
現在、息子は社会人となり親元から離れ岡山市で一人暮らしをしています。
近年、聴覚障害児(者)の自立は補聴器と早期発見の充実に伴い明るいものとなってきました。
福祉制度が進み、振動時計、屋内信号装置(フラッシュベル)、FAX、文字放送受信用アダプターなど各種の機器の活用が盛んになり、聴覚障害者のための手話ニュース、手話通訳、要約筆記などが社会に理解されて聴覚障害者の交流の場も広がりつつあります。
しかし、電話が使えない、人の話す言葉を理解できない、自分の話す言葉を理解してもらえないというハンディキャップを持った生活はなくなりません。
聴覚障害者は社会的に理解されにくい障害のために種々の誤解や偏見を受けやすい現状だと思います。
そんな中で聴覚障害児を持たれたお母さん方に少しでも励みになればという思いと、幼児より息子が自立するまで導いて下さった方々の暖かい優しさに感謝とお礼を込めて、多くの方々の助言をいただき新たにまとめ上げました。
聴覚障害児を持たれた御両親、障害を理解しようとして下さる方々へ是非読んでいただきたいと思います。
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